指輪物語三部作の最後の作品を見ました。面白かった。
クライマックスに繋がる作品なので、最後までピンチの続く展開になっていて、話自体は本で知っていましたが、ひきつけられるものがありました。
悪く言えばご都合主義なところもあるのかなと思いますが、敵側に対抗するため、あらゆる種族が立ち上がっていく展開は、見ていて単純に痛快でした。ちょくちょく種族間、中には人間の国同士の確執が前巻までに描かれているので、余計にカタルシスがあったのかなと。最後の戦い直前のギムリとレゴラスの会話で、「エルフの隣で討ち死にか」「でも友人の隣なら?」「悪くない」といったものがありましたが、よく表現されているなと思いました。
主人公がホビットだったことも、改めてよかったなと思います。力があるわけではないホビット族が指輪を捨てる大役を成し遂げたことで、(今ではよくあるかもしれませんが、)力のない者が力のあるものに対抗している姿は、見ていて勇気づけられるものだなと思いました。
派生作品もちょっと見てみようかなと思ったりもしますが、ひとまずは、指輪物語としての映画は以上でした。また、見るかもしれません。
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